私が触れない二人の大事な思い出の車
昨年秋に変えた車。
私の希望を聞いて選んでくれた車。
強がって購入理由は違うこと言ってた。
元々嫁さんが鍵を預かり、管理している。
形見分けにと中を見せてくれた。
必要なものは頂いた。
今年お正月に買ってあげたルームシューズ。身体も足も大きくて、ホテルにサイズが無いから「スリッパ、スリッパ、」って持ち込んでた。大切そうにしてた。その様が可愛かった。彼のよく使ってた袋に入れて持ち帰って来た。
大事な大事な思い出の車。
たくさん乗ったのは間違い無く彼の次に私。
付き合ってた3年間、前の車含めてほぼ毎週ドライブしてたから。
車でお出かけするのが好きな私と
大阪市内だけでなく、広く道を知ってる彼。
それとお酒が好きだったことが二人を繋いだ。
マンション前の公園に停めて、スマホ触って待っててくれた。
私が彼の方へ向かったことは数えるほど。あとは全て迎えに来てくれてた。
頑張って綺麗を保とうとしてくれてた。
洗車もマメにしてた。
駐車場で糞を落とされるねん、ってフロントガラスを拭いてた。
出会った頃の彼ならそんな事してなかったと思う。
少しずつ変わってきてたのを感じてた。
二人の大事な大事な思い出積まれた車。
既にみんなが荷物を確認した後の状態だった。
助手席は私のものなのに。
元々嫁さんに感謝しないといけないこと分かってるけど、悲しすぎる。
なにしてんだろ、私。
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